【イントレピッド海上航空宇宙博物館】 実は日本人に縁のある空母の博物館

【イントレピッド海上航空宇宙博物館】 実は日本人に縁のある空母の博物館

Pier 86、W 46th St & 12th Ave、New York, NY 10036
http://www.intrepidmuseum.org/

ニューヨークのマンハッタン観光で軍事好きの方が好んで足を運ぶのが、こちらのイントレピッドミュージアムではないでしょうか。グランドセントラル駅がある42stをまっすぐに西側に進んでハドソンリバーに突き当たったところにあります。

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ハドソンリバー沿いのRoad9Aを車で走っていても、この偉観は目に入りますね。入場料は大人24ドルと結構なお値段ですが、ぜひとも入館したい博物館です。

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館内、屋上には所狭しと様々な型の戦闘機が並べられており、この一見すると模型のような飛行機が恐るべき殺傷力をもつのだという現実とのギャップを強く感じ入ってしまいます。

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もちろん、イントレピッド空母自体が本物の軍艦です。目に入るマンハッタンの摩天楼の静かな光景とは対照的に、実際の戦地で命を賭して射撃椅子に座って構えていたであろう戦士の存在をリアリティをもって感じられます。

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館内には当時の空母内での生活の様子がわかる展示物が並んでいます。兵士たちのお腹を満たした調理場コーナーも見ごたえがあります。(ちょうどその近くに売店があり、サンドイッチやコーヒーを買って食べられるコーナーがあります。)

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イントレピッドは1943年の第二次世界大戦の真っただ中で造船された空母です。レイテ沖海戦などに参戦し日本軍と激しい攻防を繰り広げました。そのため、館内には日本の兵士に関連した展示物も数多く並べられています。

イントレピッド (空母) Wikipedia

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中でも、印象的なのは、このカミカゼエクスペリエンスの体験型インスタレーション。イントレピッドは実際に複数回にわたって日本の特攻隊の攻撃を受け、数十人の兵士が亡くなっています。

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こちらのコーナー、定時になると、たくさんのプロジェクター用のシートが降りてきて、日本軍を退治するべく意気揚々と語る兵士たちの様子が映し出されます。

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しかし、一転して特攻隊が突撃するシーンでは兵士たちが慌てふためく様子、そして大音量の衝突音と煙が演出されます。(幼児には刺激が強い演出となっています。)

映画『永遠のゼロ』でも特攻隊が空母に突撃する様子が映し出されましたが、まさにそのリアルな映像が大音量で投射され、物々しい光景が広がります。亡くなった兵士たちを弔う様子、特攻隊への対策をうち、その後、突撃されることがなくなるまでの様子など生々しい映像が続きます。

当時対戦国であったアメリカの視点では、どのように特攻隊が見られていたのかを体験することができる貴重な機会だと思います。

なお、イントレピッドには潜水艦やコンコルドの中に潜入することができるコーナーもあり、子どもたちにも大人気なコーナーとなっています。


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