数多くのスーパーがしのぎを削るニューヨークではありますが、ステューレオナルド(Stew Leonard’s)は独自路線をつらぬいてファンを獲得し、世界の巨大企業がその顧客対応の様子を視察しに来ています。
少し古いデータですが、Fortune誌の2011年全米の最も働き甲斐のある職場Best100のうち、名だたる巨大企業に並んで18位に堂々と登場しているのです。数店舗しかないスーパーなのにすごいことです。
Stewはコネティカットにある牧場をメインにニューヨーク近郊の自社が定める基準に適合した牧場や農場から仕入れた肉、乳製品、野菜を豊富に扱っています。
ここでしか入手できないオリジナルブランドも多数ですし、もちろんホルモン剤不使用のオーガニックにもこだわっています。
以前に、『貧困大国アメリカ』という本をアメリカ生活の必読書としてご紹介しましたが、この本を読んでからますますStew Leonard’sでショッピングをすることが増えました。
なにより、こちらの商品、肉、乳製品、加工品にいたるまでとにかくおいしいのです。
Stew Leonard’s Yonkers店の入り口
入口にででーんと。Stewさん一家のファミリー経営のスーパーがここまで大きくなったのもうなずけます。
お店で100ドル以上購入すると、コーヒーかアイスクリームがもらえます。
実は店内はくねくね曲がる通路になっています。もちろん、その日に必要のないコーナーはショートカットできるようにもなっています。IKEAのお店のつくりに似ていますね。
入口付近にコーヒーコーナーがあり、ここでドリンクを買ってゆっくり買い物ができます。もちろん、前回購入した100ドル以上のレシートで一杯無料のサービスもあります。
試食もこのお店の楽しみですね。日本だとよく見かけますが、アメリカのスーパーでここまで試食が豊富なところは無いのではないでしょうか。
パスタソースも自社ブランド含めて種類が豊富
リーズナブルなお花屋さんもあります。
パン屋さんコーナーは作っている様子がしっかり見えます。
ドーナツコーナーも作っているのが見えますね。あったかい出来立てを試食できます。
マフィンの試食もやっていました。
ケーキコーナーにはケーキに写真のデコレーションをしてくれるサービスもあります。
ケーキコーナーの先が野菜です。
ちびっこが確実に止まるエリアです。バナナの山の真ん中にボタンがあり、それを押すとこのバナナの踊り子が歌いながら踊ってくれます。ちびっこに何度もボタンを押すようにせがまれます。
Stew Leonard’sご自慢のお肉のコーナーです。
チキンコーナーにもちびっ子が喜ぶしかけがあります。
スタッフが量り売りしてくれるコーナーももちろんあります。
アーミッシュの村からもお肉を仕入れているのです。
ハムの量り売りコーナーも。
ソーセージだって種類が豊富でおいしそう!
魚介類コーナーにさしかかると、試食コーナーがありました。
新鮮なおさかな、ロブスター、貝類がずらりと並んでいます。
魚介類の次は、ご自慢の乳製品コーナー。
おかかえ農場のお肉が豊富なだけあって、乳製品も豊富です。オリジナルブランドのヨーグルトや牛乳がとってもおいしいのです。
生クリームに使うHeavy milkもStewオリジナルブランドがお勧めです。
Poland Springはボタンを押すとこのおじさんが歌います。
ぬいぐるみがけっこうリアルに演奏しています。
アメリカのスーパーはチーズコーナーが日本と比較にならないくらい充実していますが、ステューレオナルドにもおいしそうなチーズがいっぱい並んでいます。
既製品スープのコーナーではクラムチャウダーの試食を提供している日が多いと思います。ぜひお試しください。おいしくてびっくりすると思います。
普段、こういった既製品はめったに購入しないのですが、ステューレオナルドのクラムチャウダーだけは頻繁にリピートしています。
格安のビュッフェコーナーが続きます。ただし、店内にテーブルはございませんので、車の中か家に帰ってからの食事になります。
ようやくレジにたどり着きます。
途中、牛やキャラクターの着ぐるみが手を振りながら通りすぎたり、紹介しきれなかった仕掛けが用意されてあったりとちびっ子が大喜びすること間違いなしです。
なお、当然ですが、本記事で紹介した試食や商品、レイアウトは日によって変わりますので、ご了承ください。
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