ニューヨークでの自動車免許取得⑤ ロードテスト編

いよいよ実技試験、ロードテストです。試験情報はフジドライビングスクールの5時間講習でいろいろ聞けると思います。

マンハッタン近郊で自分または誰かの持ち込みの車で受験します。

アストリアやヨンカースなどでも受験することができるのですが、車の路駐が多くて視界が悪く、人通りも多いため難易度は高めです。特に、右左折時に、通常であればまだ人が横断歩道に差し掛かる前だと先に車が走ってしまうことが多いですが、試験だと一発アウトになりかねません。

ですので、車も人通りも少ない郊外のホワイトプレインズ(White Plains)を試験会場にすることをお勧めします

ロードテストはNY DMVのRoad Test Scheduling System https://roadtest.dmv.ny.gov/Default.asp でとても簡単に予約できます。5時間講習の修了証を用意しておきましょう。

ここでは一番お勧めのホワイトプレインズ(White Plains)を例に説明します。

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DMVのRoad Test Locations(http://www.dmv.ny.gov/rtlocation.htm)の説明には、「From I-287 East, go to the Route 22 Exit. Turn right onto North Broadway. Proceed to Main Street and turn left. Proceed to South Kensico Avenue and turn right. Proceed to Brockway Place and turn left. The road test site is on the left between South Kensico Avenue and Belway Place, facing South Kensico Avenue.」と記載されています。

ただ、カーナビGPSで設定するにはわかりにくいので、お勧めは、ホワイトプレインズのStop&Shop:154 Westchester Ave White Plains, NY 10604 か、Progressive Animal Hospital White Plains:110 S Kensico Ave White Plains, NY 10601を設定することです。

テストの前に、DMV New Yorkからでている Road Test Tipsを見ておくことをお勧めします。 http://www.dmv.ny.gov/broch/c28.htm

ここで記載されているとおり、It is illegal to practice driving in a DMV road test area.DMVのロードテストエリアでの練習は法律で禁止されています」とのこと。

しかし、休日にこのあたりにいくと、やたらと縦列駐車をしていたり3点Uターンをしている人がいたり、果てはDriving Schoolの名前が入った車でそれをやっている人がかなり多いです。

予約した時間の30分前に到着しておくようにします。

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並ぶのは高架下のこの看板の前です。あっという間に大行列になります。

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もちろん、時間までに間に合えばいいのですが、試験官は2人です。一台あたりの試験時間は、最初の書類の確認から始めて終了して車を降りて反対車線からわたって歩いてくる時間を考慮すると10~15分はかかるでしょう。

つまり、3、4台目は待ち合わせ時間の15分過ぎ、5,6台目は30分過ぎと待ち時間が膨れ上がってしまいます。

ですので、30分前に行って早めに並んでおくことをお勧めします。

【スタート前】
試験官がやってきて、手に持った機械で車についているバーコードをスキャンします。(問題のある車体じゃないかを確認します。)

ここで、運転してきた(ことになっている!?)運転手のDriver’s Licenseをチェックすることがありますので、受験者を連れてくるライセンス保有者もLicenseを忘れないようにしましょう。

受験者のLearner’s Permit(仮免許証)の確認とドライビングスクールの5時間講習修了証をスキャンして、受験者が運転席に座るように指示されます。(逆に、指示されるまでは運転席に座りません。)

【試験開始】
試験は いたってシンプルで、10分も経たずに終わります。

最初の信号(Stop&Shop前)を右折し、学校にはいっていく交差点を左折してスクールゾーンに入るまではだいたい同じようです。

適当なところで、路駐された車の横でDouble Parkして縦列駐車をし、その後、少し走ってThree Points Turnをして、スタートした地点に戻るというもの。

・スタートの時に後ろからくる車を目視確認しているか
・加速が適切か
・逆にスピードが遅すぎないか
・右左折は適切な角度で曲がれているか
右左折のウィンカーはきちんとでているか
右左折の時に歩行者に道を譲っているか(一発アウトになるので要注意)
・縦列駐車やThree Points Turnで止まる時にハザードがでているか
・縦列駐車やThree Points Turnでバックする時に、しつこいくらいに後ろを目視しているか
・縦列駐車で歩道との幅が適切か(乗り上げると一発アウトになるので、幅が余り過ぎて減点される方がマシです)

これらが、主にチェックされるポイントです。

あとは、試験官が日本人が聞きなれない慣用的な表現で指示を出したりしますので、それがやっかいです。わからない表現があれば聞き返しましょう。

Drive RecorderでWhite Plainsでの実際の試験を録画したものがありますので、これから受験される方は、5~10回見てシミュレーションしておくことを強くお勧めします。

このケースでのMapは以下の通りです。

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ただし、パターンはいくつもあり、以下のようなケースもあります。

map3

 

やること、チェックポイントは決まっていますので、あせらずに淡々とこなせばあっという間に終了するはずです。

試験が終わって合格となれば、試験官が手に持っている端末からTemporary Licenseのレシートを出してくれますので、数週間後に免許証が届くまで運転時には持ち歩きましょう。

なお、減点制でマイナス30点までは合格です。レシートにはどの項目で減点されたか記載されていますので、確認しましょう。


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